保育園見学や願書提出が重なる時期になると、「また有給を取らなきゃ…」と気が重くなる方も多いのではないでしょうか。仕事と子育てを両立しながら働く中で、有給休暇の使い方に悩む声は年々増えています。
特にワーママにとって、有給は「休むための制度」でありながら、現実には調整や遠慮が前提になりがちです。制度としては存在していても、心理的なハードルが高いと感じている方も少なくありません。

保育園の見学や願書の提出で、有給を使うことが増えてきました…。これって普通なんでしょうか?



とてもよくある悩みです。実際、この時期は多くのワーママが同じ状況に直面しています。



でも、仕事も忙しくて「また休むの?」と思われないか不安で…。



その不安こそが、今の職場環境を見直すヒントになります。有給の使われ方には、組織の課題が表れやすいんです。
本記事では、見学・願書シーズンにおけるワーママの有給取得の実態を整理しながら、「有給は本当に必要なのか?」という問いを軸に、働き方を見直す視点と具体的なアクションをまとめています。
保育園見学や願書提出が集中する時期、ワーママの有給取得は「必要だから使う」のが現実です。本記事では、有給が必要とされる背景や職場で起きがちな課題を整理し、無理なく働き続けるための具体的な対処法を解説します。仕事と子育ての両立に悩み、有給の使い方にモヤモヤしている方に向けた内容です。
見学・願書シーズンに起きていることの整理
まずは、なぜこの時期に有給が必要になりやすいのか、全体像を整理してみましょう。状況を言語化することで、「自分だけではない」と気づけるはずです。
平日対応が前提の保育園関連スケジュール
保育園見学や説明会、願書提出は、平日の日中に設定されているケースがほとんどです。結果として、働いている保護者は仕事を休む以外に選択肢がない状況に置かれます。
複数園対応による取得回数の増加
一園だけで決まるとは限らないため、複数の園を見学する方も多いです。その分、有給取得の回数が増え、「また休む」という心理的負担が積み重なります。
調整は個人任せになりがち
園のスケジュールに合わせて仕事を調整するのは、ほぼ個人の努力に委ねられています。この構造自体が、ワーママに過度な負担をかけている要因です。
有給が取りづらいと感じる背景を深掘りする
「制度はあるのに使いづらい」。その違和感の裏には、いくつかの共通した課題があります。
業務が属人化している
特定の人しか対応できない業務が多いと、休むこと自体が難しくなります。有給取得=周囲に迷惑をかける、という認識が生まれやすくなります。
- 引き継ぎが不十分
- 業務マニュアルがない
- 相談しづらい雰囲気
評価への影響を不安視してしまう
「休みが多いと評価が下がるのでは」という不安は、実際に声として多く聞かれます。明文化されていなくても、暗黙の評価基準が行動を縛ってしまうのです。
周囲との比較で自己否定が強まる
同僚と自分を比べ、「自分だけ配慮を求めている」と感じてしまうこともあります。この心理的負担が、仕事へのエンゲージメント低下につながるケースもあります。
有給に頼らなくても回る職場に近づく取り組み
ここからは、見学・願書シーズンをきっかけに見直したい、具体的な取り組みを5つご紹介します。
①業務の可視化と共有を進める
まずは自分の業務を書き出し、どこまで共有できるか整理してみましょう。業務の見える化は、休みやすさの土台になります。
②時間単位での調整を検討する
終日休むのではなく、半日や時間単位での調整が可能か確認してみるのも一つの方法です。「全部休まない」選択肢があるだけで、心理的負担は軽くなります。
③リモートワークとの組み合わせを活用する
移動時間を減らせるリモートワークは、見学シーズンとの相性が良い働き方です。前後を在宅にするだけでも、業務継続性が高まります。
④上司とのすり合わせを早めに行う
直前ではなく、見学シーズン前に状況を共有しておくことが重要です。事情を知ってもらうことで、調整しやすくなります。
⑤「必要な有給」という認識を持つ
保育園対応は生活を支える大切な行動です。遠慮するものではなく、必要な取得だと捉え直してみましょう。
有給の使い方から見えるこれからの働き方
見学・願書シーズンは、働き方を見直すサインが現れやすい時期です。有給がなければ成り立たない状況は、個人の問題ではありません。
制度に頼らなくても回る仕組みを少しずつ整えることで、長くチャレンジできる環境に近づきます。



有給を取ること自体を、そんなに後ろめたく思わなくていいんですね。



はい。必要な時期に、必要な調整をすることは前向きな選択です。
有給は「最後の手段」ではなく、働き続けるための大切な仕組みです。そのためにも、ぜひ、本記事で解説した有給との向き合い方や職場ケアの視点を実践してみてください。
(執筆・編集:エムダブ編集部)



