vol.03 | 第1回:産後9ヶ月、未経験での早期復職。私が「罪悪感」よりも「心の健康」を優先した理由

ライフステージの変化は、キャリアを見直す大きな転換点になります。本日は、未経験職種への挑戦と早期復職を同時に経験した方のエピソードをご紹介します。保活や周囲の反応、そして心の中にあった正直な葛藤など、等身大の言葉で語っていただきました。全3回でお送りするインタビューの1回目をお届けします。

さおりさんのプロフィール

「働くことが大好き!」未経験から産後9ヶ月での復職とキャリアチェンジを実現。現在はWebコンシェルジュや広報として奔走する1児の母。休日は子どもと公園の芝生でゴロゴロ…自然に癒やされてます。

目次

想像を超えた育児の現実と、募る仕事への想い

Q. 本日はよろしくお願いいたします。まずは、産休・育休から復職されたタイミングと、その時期のスケジュールについて教えていただけますか?

さおりさん はい、よろしくお願いいたします。私は産後9ヶ月のタイミングで復職をしました。保活には3ヶ月ほどかけ、子供が生後7ヶ月の時から保育園に通い始めました。最初の1ヶ月は慣らし保育に充てて、その後の約2ヶ月間が具体的な求職期間でした。振り返るとかなりタイトなスケジュールでしたが、当時の私にとっては、このスピード感こそが必要だったのだと感じています。

Q. 早期復職を考え始めたきっかけは何だったのでしょうか。妊娠中から決めていたのですか?

さおりさん 妊娠中は、ある程度落ち着いたら戻ればいいかな…とぼんやり考えていた程度でした。ですが、いざ育児が始まってみると想像以上にしんどくて…。生後半年くらいまで、子供が朝も昼も深夜も何をしても泣き叫んでいたんです。眠れない、食べられない、どこにも出かけられない毎日の中で、「早くここから抜け出したい」「働きたい」という気持ちが募りに募ってしまいました。 正直なところ、「このままでは私が狂ってしまう」という危機感から選んだ早期復職でした。

「まだ早いかな」という迷いと、未経験への挑戦

Q. 復職時期を決める上で、一番悩んだり不安に感じたりしたことは何でしたか?

さおりさん 私の場合は早期復職だけでなく、未経験からのキャリアチェンジも兼ねていたので、果たして次の職が見つかるのかという部分が一番の悩みどころでした。新しい環境に飛び込む不安と、育児との両立ができるのかという不安、両方がありました。「まだ早いかな」とうっすら思うこともありましたが、当時は不安よりも現状を変えたい一心でした。 早いか遅いかという世間の物差しではなく、自分にとっての「丁度いい」を優先しようと心に決めていました。

周囲の声と、自分を信じる勇気

Q. 周囲からの反応はいかがでしたか?「まだ早いのでは」という声もあったかと思います。

さおりさん 確かに「まだ早いんじゃない?」という声もあれば「早い方がいいよね」という方もいて、反応はバラバラでしたね。でも、正直なところ周囲の目なんて気にしてられない状況だったんです…笑。何を言われても、誰かが私の身代わりになって育児をしてくれるわけではありません。 周囲の言葉はあくまで「一意見」として受け止め、いい意味で聞き流すようにしていました。

Q. お子さんを早く預けることへの罪悪感などはありましたか?

さおりさん 登園し始めた頃、毎日泣きじゃくる子供を見て罪悪感を抱いた日もありました。でも、今振り返って後悔は全くしていません。むしろ早く預けられて、希望通り復職できて本当によかったなと思っています。家族みんなが規則正しく、笑顔で生活していくための土台作りとして、私にはこのタイミングが必要でした。 よく頑張ったね、と当時の自分に声をかけてあげたいです。

早期復職という決断を下したものの、待っていたのは仕事と育児、そして家事に追われる過酷な毎日でした。理想と現実はどう違ったのか。第2回では、復職直後のリアルな体力面や睡眠不足の悩み、そしてパートナーとの連携について詳しくお話を伺います。

続きのインタビュー記事
Vol.2は6/15(月)公開予定です。お楽しみに!
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