育休復帰後「ちょうどいい働き方」が叶う理由とは

「育休から復帰したいけれど、時短勤務でちゃんと評価されるのかな」「子どもの体調不良で休むたびに、周りに申し訳なくなってしまう」。育児と仕事を両立する中で、こうした不安を抱えたことはありませんか? そんな中、自転車用チャイルドシートやバスケットなど樹脂製自転車部品を製造販売するオージーケー技研株式会社では、女性社員が年々増え、育休復帰後も無理なく働ける環境づくりが進んでいます。今回は、顧客開発部係長の田島さまと、育休から復帰されたばかりの藤田さまに、これまでの変化やリアルな働き方について伺いました。
登場人物
わたしリズムWebマガジン編集部 徳林
「リアル3拠点生活」を実践中のわたしリズムWebマガジンの編集部員

オージーケー技研株式会社 田島さん
顧客開発部係長。20年以上前から女性の活躍推進に携わり、長年の経験を活かして周囲のメンバーを温かくサポートするベテラン社員。

オージーケー技研株式会社 藤田さん
顧客開発部所属。2026年5月に育休から復帰し、時短勤務で活躍中。2人のお子さんを育てるワーママ。
目次

女性社員が増えてきた「OGK」とは?

徳林
御社は自転車のチャイルドシートなども作られていますが、現場の女性比率はどのくらいなのでしょうか?
田島さん
正直なところ、まだ男性社員の方が圧倒的に多く、女性は20名ほどです。ただ、ここ数年で一気に増えた印象があります。商品開発や顧客開発、総務、海外部門など、各部署に少しずつ女性が増えてきました。以前はチャイルドシートを使うのはママなのに、開発する側に女性がいないという状況だったので、そこに違和感を持つ社員も多かったです。
徳林
そういった変化のきっかけは、何だったのでしょうか?
田島さん
開発職に初めて女性が入ったのは、今から20年以上前のことでした。当時は社内の雰囲気もまだ硬く、なかなか苦労も多かったと思います。ただ、その後少しずつ世代交代が進み、代表が変わったタイミングから一気に変化が加速しました。女性の声を商品づくりに取り入れることや、働きやすい環境づくりへの意識が、社内全体に広がっていったように感じています。

初めての育休、不安だった気持ちは?

徳林
藤田さんは、ご自身の妊娠が分かったとき、会社に伝えやすい雰囲気でしたか?
藤田さん
ありがたいことに、とても伝えやすい雰囲気でした。私が育休を取得したのも、社内では初めてではなく、もう7人目くらいになります。さかのぼれば、もっと多くの先輩たちが育休を経験されているので、会社としても受け入れの体制が整っていると感じました。
徳林
育休中の業務のフォロー体制は、どのように整えられているのでしょうか?
田島さん
総務部門では、育休中は派遣の方に業務を補ってもらうことが多いです。現場部署の場合は、忙しさに応じて他の社員がフォローに入ったり、必要であれば人員を増やすこともあります。誰かが休む状況をチームでカバーするという考え方が、少しずつ社内に根付いてきたように感じています。

復帰後の「ちょうどいい」働き方を見つけて

徳林
現在、育休から復帰されて、育児と仕事のバランスはどのように感じていますか?
藤田さん
今のところ、ちょうどいい感じで働かせてもらっています。リモートワークも活用できますし、時短勤務で9時から16時の勤務にしてもらっているので、朝晩の1時間ずつをゆとりを持って動けるのが助かっています。どちらも無理をしすぎない選択ができているように感じています。
徳林
子どもの体調不良などで急に休むことも多いと思いますが、その点はどうでしょうか?
藤田さん
ありがたいことに、今のところ2人の子どもとも大きな体調不良はなく過ごせています。保育園は4月から、復職はゴールデンウィーク明けの5月からだったので、ちょうど1ヶ月ほど経ったところです。復職前に担当していた業務に戻らせてもらったのですが、休んでいる間に対応してくれていた方と一緒に進める形になっていて、サポートしてもらえる安心感がとても大きいと感じています。

「家族みたいな会社」を目指して、これから

徳林
今後、さらに働きやすい環境づくりとして、考えていることなどはありますか?
藤田さん
同じように育休から復帰した先輩が本社にいるので、退勤のタイミングが合うときは少しお話しする機会があります。ただ、工場の方とは距離もあって、なかなか会えないのが現状です。同じように子育てをしている社員同士で、もっと気軽に交流できる場があったら嬉しいなと、個人的には思っています。
徳林
社内イベントなどでお子さん連れの参加もあると伺いましたが、その点はいかがでしょうか?
田島さん
はい、最近はお子さん連れで親睦会のイベントや懇親会に参加してくださる社員も増えました。以前は社員だけの集まりがほとんどでしたが、今はそういった場にお子さんも一緒に参加してもらうことがあります。お父さんやお母さんがどんな会社で働いているのかを家族に知ってもらうことで、家庭内での理解も深まり、結果的に働きやすさにつながると考えています。今後も、こうした取り組みは続けていきたいですね。
編集部徳林のまとめ

20年以上前、開発職に初めて女性が入社した頃は、まだ社内の制度も整っていなかったというお話が印象的でした。そこから少しずつ時代に合わせて変化を重ね、今では育休取得が当たり前のこととして受け入れられる雰囲気になっているのは、決して一足飛びの変化ではなかったのだと感じます。藤田さんが「ちょうどいい」と語ってくれた働き方の背景には、これまで会社を支えてきた多くの人たちの積み重ねがあるのかもしれません。今のあなたの職場には、安心して頼れる人や仕組みはありますか?

取材した企業について
企業名 オージーケー技研株式会社
事業内容 自転車用チャイルドシート、バスケット、ドレスガード、発泡車輪、その他樹脂製自転車部品、ペット用品、各種グリップ、その他樹脂製品全般の製造販売
所在地 〒577-0066 東大阪市高井田本通6-2-32
サイトURL https://ogk.co.jp/
https://recruit.ogk.co.jp/

※ 本記事の内容は、2026年6月10日取材当時のものです。

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