長期入院を経て、産休・育休、そして職場復帰へ。前回までの経験を踏まえ、復帰後に感じた変化やキャリア観の変遷を振り返ります。全3回でお送りするインタビューの3回目をお届けします。
復帰後に感じた緊張感と、割り切り
Q. 職場復帰の際の心境はいかがでしたか?
k.cさん 子どもが小さくても大きくても、何が起こるかわからないという緊張感は常にありました。急なお迎えの連絡が来るかもしれない、という不安は復帰後も続いていました。
ただ、うまくいかないことがあっても、一人でどうにかできるものではないと割り切っていた部分もあります。そのため、必要以上に自分を追い詰めることはありませんでした。
完璧を目指さないことが、結果的に気持ちを楽にしてくれたと思います。
入院経験が変えた仕事観とキャリアの軸
Q. この経験は、仕事観にどのような影響を与えましたか?
k.cさん 出産前は、自分を犠牲にするような働き方をしていたと思います。長時間働くことや、無理をすることが当たり前になっていました。
子どもが生まれてからは、むしろ欲張らなくなりました。もともと強いキャリア志向ではなかったこともあり、「子育てをしながら、ほどよく社会とつながれればいい」と考えるようになりました。
今振り返ると、そのスタンスが自分には合っていたのだと思います。
同じ立場の女性へ伝えたいこと
Q. キャリア初期で妊娠・出産を迎える女性へメッセージをお願いします。
k.cさん 焦ったり、「自分だけが諦めなければいけないのでは」と感じるのは、とても自然なことだと思います。ただ、子育ての有無に関わらず、誰もが何かしらの悩みを抱えています。
不安や迷いが出てきたときは、その理由を整理して、一つずつ行動していくことが大切だと感じています。すぐに答えが出なくても構わないと思います。
無理をしない選択をしながら、自分なりのペースで進んでいってほしいです。
今回は全3回にわたり、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。想定外の出来事に直面しながらも、自分なりの向き合い方を見つけてきた姿は、多くの読者にとってヒントになるはずです。同じように悩む方が、少しでも前向きな気持ちになれることを願っています。

